製図(作図)をスピードアップさせるコツ|建築士試験の事前知識


前回では製図をスピードアップさせるために意識していたことを紹介しましたが、今回はもっと具体的に僕がしていたスピードアップ方法を紹介します。みなさんの参考になれば嬉しいです。

下書き線の描き方

柱型位置だけ下書きを描く

試験用の図面を描く時、外壁や敷地の下書き線を描くように指導されることが多いと思いますが、僕は柱型の位置を、三角スケールを当てながら「ちょんちょん」とマークするだけでした。だって、下書き無しで綺麗に描ける腕があれば、下書きって必要ないですもん。

柱型位置のマークはパターンを決めて描く

柱型の位置をマークする際、柱型を描く位置と描かない位置でマークのパターンを決めておきましょう。僕の場合は、柱型を描く位置は「/」、描かない位置は「✕」にしていました。✕の理由は、テンプレートを当てて柱型を描いている時でも視認性が高いからです。柱型が無い位置では描かないのもアリです。

内外壁の描き方

外壁を先に描く

これはセオリー通りです。ただし、フリーハンドの場合は定規を当てていないので、外壁の途中に開口部がある場合でも、スキップせずに建具を描いていきます。

内壁は部屋ごとに描く

フリーハンドでは細かい定規を使うことがありませんので、小さな部屋や居室などの一筆書き出来る内壁は続けて描いていきます。ちなみに、セオリーだと内壁は縦線、横線毎に描き、平行定規の動きを少なくする手法を取ります。

出入口や開口部の描き方

開口部や窓の位置は迷わずに描く

開口部の位置や窓の位置が、希望より1マスずれていたって、少し小さくたって、図面全体からすれば大したことではないと割り切りました。開口部や窓を描く時、人は「どこに描こう?」と一瞬手を止めてしまうのですが、それが積み重なると大きな時間ロスにつながってしまいます。

窓の建具はパターン化して描く

窓の建具の線は横幅とサッシの数毎にパターン化して、サッシの数を考えるために手が止まることを防止しましょう。

階段の描き方

階高、幅と長さ、階数毎に形状を暗記して描く

階段の形状は、階高、幅と長さによって変わります。また、何階から見た階段なのかによって図面上の表現が変わります。最も早く描ける方法は、それらを全て暗記、練習した上で、より早く描けるようにしましょう。

こんな風に、階高や段数、階段形状毎に自分で描いて覚えておくとスラスラ描けるようになりますよ。

効率的なフローで描く

階段を描くために必要な「階高」、「幅と長さ」、「何階から見ているのか?」の条件別に階段の形状を暗記したら、次は描き順です。僕は以下の手順で、資格学校が教えるよりずっと早く描いていました。

資格学校では踏面の両端を描いてからから残りの部分を何等分する、という描き方を勧めていますが、僕は階段の踏面(バリアフリー階段なら300mm、一般階段で240mm)を目分量で描けるようにしていたので、端から順番に描いていました。そっちの方が圧倒的に早いですよ。

断面図の描き方

参照する図面を少なくして描く

僕は断面図を描く際、断面を参照するのに図面は見ないで、エスキスだけ見ます。その理由は、各階平面図と断面線をエスキスで決めた後、図のように簡単かつ必要十分な断面エスキスを用意しているからです。寸法を意識して描く必要もないため、2分もあればエスキスは描けてしまいます。

断面図のエスキスなんてこんなので十分。スパンは寸法を書けば十分だし、階高も定型しか選ばないので、オンスケで描く必要もありません。小梁の断面だけが目立つように赤くて太いペンで印をつけていました。

階高とスパンだけ下書きで描く

セオリー通りフロアレベルと方眼紙のマス目が合うように描き、地面の高さはマス目マイナス100mmの位置に描いていました。これにより、下書きも少なく済ませられます。

梁、スラブ厚等はサイズ感を暗記して描く

梁やスラブ厚の正しいサイズ感は、図面の見栄えをグッと引き立てます。梁の断面サイズやスラブ厚は決まっています。ゆるくなりがちなフリーハンドだからこそサイズをしっかり覚えて描きましょう。

まとめ

全体を通して「いかに下書きを減らすか」ということが共通しています。下書き無しで綺麗に正確に描ければ、それに越したことはないのですから、可能な限り下書きは減らしていってみてください。もし良かったら試してみて下さいね。

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2018年4月24日

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