
学科試験に合格、もしくは合格見込み点を取ったみなさん、学科試験お疲れさまでした。次は製図試験ですが、製図道具は一体何を揃えればいいのか分からないという人も多いと思いますので、僕が合格年に使用していた製図道具の一覧を紹介します。※以下カッコ内は参考価格。
2020年7月13日 追記
画像をタップすることでショップに飛べるようにしました。
1.平行定規
- MUTOH – ライナーボード UM-06N7 (¥ 28,390)
図面用紙を固定して、平行な線を引くための道具。MUTOHを選んだのは、何となくカッコ良かったのと、平行定規の調節機能がしっかりしていたから。
2.シャープペン
- OHTO – SUPER PROMECHA 0.7mm PM-1507P (¥ 1,253)
- OHTO – SUPER PROMECHA 0.5mm PM-1505P (¥ 1,018)
図面用の線を引くことに特化しているので、ちゃんと製図用のシャーペンを買うことをお勧めします。柱型を描いている時の芯折れ時間ロスが煩わしかったので、芯送り出し調整機能のあるもの。
- 芯送り出し調整機能のおかげでテンプレート使用中に芯折れしない
- ガイドパイプ収納機能で落としても安心
- 剛性が高くてしっかり握れる
- 重いからまっすぐな線が引きやすい
- カッコいい(!)
- 重すぎるのは好みが分かれる
- 値段が高い
- グリップが硬すぎて疲れるかも
- STAEDTLER – 0.7mm / 0.5mm / 0.3mm
予備用。試験中にシャーペンを落として壊れちゃったら悔やみきれないからね。工業高校にいた時の支給品。
3.シャープペンの芯
- 三菱鉛筆 – uni ナノダイヤ シャープ替芯 0.5mm B uni0.5-202ND (¥ 344)
- 三菱鉛筆 – uni ナノダイヤ シャープ替芯 0.5mm B uni0.7-202ND (¥ 318)
これがなきゃ線が引けない。濃さ、書き味、粉の飛び具合などがメーカーによって結構変わるのでいろいろ試してみるのもあり。自分の筆圧で以下の要件を満たした芯の濃さを選択する。
- 手での擦れが出ない
- 書きやすい柔らかさ
- 紙に跡を残しづらい
- しっかりと濃く映る
4.フリクションボールえんぴつ(廃盤)
- パイロット – フリクションボールえんぴつ ネズミイロ LFP-13F-F23 (¥ 140)
- パイロット – フリクションボールえんぴつ ソライロ LFP-13F-F15 (¥ 140)
- パイロット – フリクションボールえんぴつ ミドリ LFP-13F-F19 (¥ 140)
- パイロット – フリクションボールえんぴつ アカ LFP-13F-F05 (¥ 140)
図面の素案であるエスキスを描く時に使用。人によってはシャーペンだったり、色鉛筆だったり、ボールペンだったりします。僕は描き口の柔らかさと、消せるという安心感のために選びました。
スパン割の下書きはネズミイロ。エスキスはソライロまたはミドリ。修正はアカ。その線が何なのか瞬時に分かるよう使い分け。好きなポイントは以下の通り。
- 方眼紙でも方眼に負けない映える色合い
- 0.7mmの柔らかいタッチ
- いざとなったら消せる
2020年7月13日追記
フリクションボールえんぴつが廃盤になっていました。さいあく。この場合0.7mmという太いフリクションペンで代用すると思います。
5.蛍光ペン

- ZEBRA – OPTEX CARE グリーン / オレンジ / パープル / ブルー (¥ 162)
- MUJI – ポリプロピレン ノック式 イエロー (¥ 120)
資格学校では問題用紙に色付けすることを推奨しているので、僕もそのまま使用。最終的にはそんなに多く塗らないようになっていました。キャップを取り外すタイプのものより、ノック式の方がエスキスの時間短縮になると思います。あとは色の好みとかで選択。
6.消しゴム

- MUJI – プラスチックけしごむ 白・小 (¥ 50)
図面の描き間違いを消したり、芯の粉で薄汚れた部分を綺麗にしたりするのに使用。僕の場合、消しゴムを製図中に使うことはほとんどありませんでした。なのであまりこだわりはありません。細かい部分を消す用に小さい消しゴム、薄汚れた部分を大きく消す用に大きい消しゴムと使い分けてもいいかもしれません。
7.電卓
- シャープ – ミニナイスサイズ電卓(消しゴムのMONOとのコラボ電卓) EL-MN320-X (¥ 1,280)※生産終了
建築面積や高さ規制などに使います。安さと使い勝手の良さ、押しやすさ、カッコ良さで購入。MONOのデザインって偉大。
8.ドラフティングテープ
- 3M – ドラフティングテープ 12mm x 30m 230-3-12 (¥ 592)
図面を固定するために使用。マグネットプレートは結構ズレるので使いませんでした。たくさん使うので長いものを。人によって貼り方に個性があります。僕は用紙の4つ角に45度で貼って、裏側へ折り込むのが好み。テープの端部が定規に引っかかって時間ロスや汚れにつながるのを防ぐため。
9.テンプレート
- Vanco – 三角定規45度テンプレートプラス (¥ 2,190)
- 資格学校で買えるテンプレート(予備)
主に柱型を素早く描くために使用する。フリーハンドでも柱型だけはテンプレートを使用していた。みんながVancoを買ってたので試してみたけど、フリーハンドの場合は何でも良い、定規を使う場合は時間短縮になるって感じ。
10.キッチンタイマー
作図の各ステップに要する時間を計測するのに使用。キッチンタイマーの前は100均のストップウォッチを使っていましたが、使いづらかったのと、すぐ壊れることから、キッチンタイマーにしました。最近はラップタイムを計るのに便利なアプリが増えてきたのでスマホでも良いですね。
11. 三角定規(30cm、30-60-90度)
寸法線や敷地といった長い線を描く時に使用。工業高校にいた時の支給品。僕的には何でもいい。
12.勾配定規
- STEADTLER – 勾配三角定規 マルス 964 51-8 20cm (¥ 2,210)
勾配屋根を描く時に使用。僕はフリーハンドで描いていたので下書き用でした。20cmだと、勾配屋根を描く位置によっては平行定規に乗せて描けない場合があったので、ワンサイズ小さくても良かったかなと思います。
13.三角スケール(大、小)
柱型の位置を図面上に下書きしておくのに使用。工業高校にいた時の支給品。製図道具にマークを付けることは禁止されているため、小さい方だけを使って、スパン毎に三角スケールを当てて、柱型のある場所にしるしを付けていきました。慣れると素早くできますよ。
何でもいいけど、掴みやすさ、見やすさ、手に取りやすさを重視して選べば良いと思う。
14.刷毛
消しかすを図面から払い落すための道具。工業高校にいた時の支給品。僕は消しゴムを使わないので仕上げにのみ使用。消しかすが腕とか定規によってこすれると結構汚れるので、消しゴムを使う場合は大切なアイテム。
15.字消板
自分が望む部分だけ消しゴムで消したい時に使う道具。工業高校の時の支給品。僕は最後の仕上げに使ってました。
16. ダブルクリップ
エスキスを三角定規に留めて、作図時に見られるようにしていました。でも会場によっては怒られるかもしれないし、エスキスは描いていくうちに暗記すればいいんだと気付いて以降使わなくなりました。
学科試験後の一週間で道具を決めたい
製図試験が始まると、いろいろな道具を試している時間が少なくなってしまいますので、出来れば学科試験後の1週間で決めていきたいところです。
僕はカタチから入ることに賛成です。良い製図道具に囲まれて自分の気持ちを上げてたくさん練習しちゃいましょう。
ぜひ納得のいく道具(相棒)達と一緒に合格をつかんでくださいね。
コメントを残す