ヒヅメの製図方法紹介(フリーハンド編)

ヒヅメのフリーハンドノウハウ

フリーハンドって不思議な文化ですよね。数ある世の中の図面で、手書きが許されるのは建築くらいじゃないですか?そんなフリーハンドですが、建築士試験で使うには向き不向きがあるそうです。なので僕はフリーハンドをおすすめはしませんが、もしやってみたいという人向けに、僕が当時使っていたフリーハンドノウハウを書いていきます。

メリハリを利かせて描く

0.5mmを使うから0.5mm、0.7mmを使うから0.7mmというワケではありません。線を描く時の筆圧や角度で実際の見栄えはいかようにでも描き分けることができます。

ポイント
  • 実際の太さより、断面線、見え線などの各線の太さを描き分けることの方が印象的
  • 濃淡は利かせない、細い線も含め全部濃く描く
  • 線は端部と並行感を意識して引く

    ふにゃふにゃの線で描かれるフリーハンドなのに、見栄えが良い図面には、おおよそ全て以下のルールを守っています。意識して描いてみるだけで、グッと見栄えが良くなりますよ。

    ポイント
  • 線の端部はしっかりと描き切る
  • 外壁の太さは終わりと初めで同じにする
  • 膨らんだ線より、絞りのきいた線の方がベター(完璧な並行がベスト)
  • 壁の包絡は絶対じゃない

    定規に比べてゆっくり描けるフリーハンドでは、内壁を確実に包絡したくなってしまいますが、別に絶対必要な行為ではありません。包絡よりも気にする点は以下の通り。

    ポイント
  • 角がきれいに描けていればきれいに見える
  • 包絡を気にして時間をかけたり、消しゴムを使うのは時間の無駄
  • その他

    その他に意識したものもここに記載しておきます。

    ポイント
  • 植栽の線の描き方をテンプレ化することで時間短縮
  • 家具のサイズ感が合っていると見栄えがグッと良くなる
  • 文字はペン習字の本で練習出来る
  • まとめ

    僕の場合は、早く描くことよりも、無駄なく描くことを優先して、結果として綺麗に早く描けるようになりました。それは定規を使っている場合も同じだと思いますよ。

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