
製図講座序盤の流れ
製図講座は、動画でレクチャーを受けた後、自分たちが手を動かし、それを講師がフォローするという形でした。でも、各課題って、教えたいことを学ぶために作成されているので、動画で出てくる答え以上の回答なんてそうそう無いんですよ。んで、受講生たちはそれをなぞるようにプランを作っていって、作図して、という流れです。
製図講座中盤以降の流れ
製図講座も数週間が経つと、レクチャー無しで全部自分でやってくださいと、いきなり投げ出されます。この時期は、どういう流れや考え方でプランを作っていくのかを自分なりに構築していく段階です。しかしこれがやっかいなのです。
動画通りにエスキスして満足していると危ない
動画をなぞってエスキスしていくことは、目の前で誰かが折ってくれる折り紙をマネしているに過ぎません。たった数回のマネで折り鶴を自分で折れるようにはならないのです。大切なのは、なぜ動画の通りにしなくてはいけないのか、自分なりの理屈と解決策を考えておくことです。
動画でよく出てくる「素直」という言葉
よく動画講座の中で、「素直」とか「素直なプラン」という言葉が出てきます。例えば「素直に南側公園に面してレストランを設置しましょう」というものです。自分が動画とは違うプランを作ったら「僕は素直じゃないんだな」と思ったりしたもんです。でもこれも落とし穴で、「素直」という言葉の中にいろいろな意味が省略されてるんですよ。
「素直」の回答例
上で書いた「素直に南側公園に面してレストランを設置しましょう」という例の場合、素直の意味は、「レストランはこの建物で一番利用者が使うメインの要求室です。この敷地は南側に公園があります。公園により多く面した方が景色を楽しめるので、南側へ広くレストランを設置しましょう。」という意味なのです。
まとめ
素直の意味はその時々によって様々です。「僕は素直じゃないんだな」と拗ねていないで、「素直」の意味が分からなかったら、その都度講師や仲間に聞いてみましょう。
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