



パーツトレーニングはトレースじゃない
資格学校のパーツトレーニングには功罪あります。パーツトレーニング自体は重要なのでそれを勧めるのは良い事なのですが、パーツトレーニングをトレース作業にしてしまっているのは良くないと思っています。
パーツトレーニングの基本
各パーツのサイズを覚える
以下全てをパーツとみなし、これら全ての正しいサイズ感を覚えます。
- 柱
- 梁
- 壁
- 階段
- 駐車場
- エレベータ
- 建築設備
- 椅子やテーブル等の什器
- 座席レイアウトやトイレの配置
- 寸法線、敷地境界線、タイル目地等
- 平面図、断面図 等々
正しいパーツを最速で描けるようにする
各パーツのサイズを覚えたら、今度はそれを最速で描くための練習をします。パーツのサイズは覚えてますから、定規を当てなくても描けるようになれます。以下は注意点。
- 柱は柱型を描き終わるまでのタイム
- 梁と壁は断面図全体を描き終わるまでのタイム
パーツの別バージョンを覚える
一通り早くパーツが描けるようになったら、その別バージョンを覚えてそれも最速で描けるようにします。以下に例を記載します。
- 階段:階高ごとに覚えたり、それに何段足せばどの階高に使えるようになるかも含めてバリエーションを増やす。
- 便所:理想的ではないスペースに便所を設置する場合でも手を止めずに描けるようにパターン出しをしておきます。
- 各種配置レイアウト:教室、レストラン、宿泊室など、その年の課題で出てくる手間のかかる作図はパターン化で早くさせましょう。
今すぐ全て覚えなくてもいい
覚えるべき寸法をたくさん挙げましたが、パーツトレーニングを重ねていけば勝手に覚えていきます。毎日の積み重ねで覚えていけばいいやという気楽に構え、目の前のパーツトレーニングをやってみてください。
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