
ヒヅメの製図方法紹介(概要)
ここでは僕が合格年に実施していた製図方法の概要を説明します。製図方法は自分で自分のやりやすい方法を築き上げていくものですが、何かの参考になれば幸いです。
作図はフリーハンド派
僕は講師に勧められて、3年目ではフリーハンドにしましたが、万人向けでは無いそうです。世の中にはフリーハンドにすればいろんな問題が解決するという誤解がありますので、ちょっと注意点を書きます。
- 練習無しですぐ時短できるわけじゃない
- フリーハンドは汚い図面を意味するわけじゃない
- 誰もが向いているわけじゃない
フリーハンドで描くものと定規で描くもの
フリーハンドといっても、全てをフリーハンドで描くわけではありません。僕の場合、長い線と柱型以外は全てフリーハンドで描いていました。
- 柱型
- 寸法線
- 敷地
ヒヅメの描いた図面
ご参考までに、僕の復元図面を上げておきます。大した図面じゃないでしょう?課題文通りのプランをシンプルな図面で仕上げ、減点の少ない回答になることを目標としていました。
使用ボールペンは0.5mmのみ
使用するボールペンは0.5mmだけでした。持ち替える時間がもったいなかったのと、筆圧や角度で0.3mm、0.5mm、0.7mmをそれぞれ描き分けられるようになったからです。
消しゴムは使わない
消しゴムは基本的に使いません。消しゴムを使うって結構時間を食べるんですよね。なので、描き間違いをしなければいいんだ、という結論に達しました。初めは消しゴムを使わないなんて不可能かと思ったのですが、使わない練習を積み重ねていくと、だんだん使う回数が減っていきますよ。最終的には図面の見栄えを良くするためだけに使っていました。
作図時間は平均2時間15分
作図にかかる時間は、平均で2時間15分でした。チェック時間や書き直し時間はここに含めていません。この試験は作図の早さを競う試験ではないので、別に早く描けなくても問題ありませんし、時間をかけて綺麗で丁寧な図面を描いても良いのです。大切なのは全ての作業を時間通りに終わらせる癖をつけることです。
まとめ
繰り返しになりますが、製図方法は自分で自分のやりやすい方法を築き上げていくものです。そのためにいろいろな人のやり方を参考にしたり、真似したり、反面教師にしたり、たくさん経験を積んでみて下さいね。この記事もその手助けになれば幸いです。
いつもあるあると思いながら拝見させて頂いております。今更ながらフリーハンドに切り替えて本番に臨むつもりですが、周りにフリーハンドの人がいないので教えてください。製図板に用紙を固定せず、横線を引いて行くのが基本なのでしょうか?